イラン中世史跡学術調査暫定報告書

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>「北海道大学イラン中世史跡調査隊」（隊長本田實信教授）は、1970年、1972年、1974年の三次にわたって、「暗殺者」として知られるイスマイル派（イスラーム教シーア派の一分派）の山城を中心に、イラン中世の山城を調査いたしました。現地調査の終了後、地理および計測データ、100枚ほどの白黒写真からなる報告書原稿を作成しましたが、印刷費の理由で、直ちには出版することができませんでした。しかも、本田教授の急死によって、京都大学博物館に保管されていた写真フィルム以外の全ての資料が所在不明になりました。目下、私のもとでフィルムのデジタル化を進めておりますが、徐々に写真の公開を進めたいと思っております。このたび調査の概要をお示しできるようになりました。